11月下旬の全国地方銀行協会での講習に続き、去る12月12日に全国信用金庫協会研修所でのJaSIAによる3日間に渡る研修が修了しました。北は北海道、南は沖縄まで、全国の信用金庫から50名の参加者が集まりました。協会の研修担当の方のお話しでも、50名の出席者を集める講座は少ないとのことです。
信用金庫は地方銀行に比べても規模も小さく、未だABLの実績は皆無といったところや1~2名の担当者でやっているというところも多いのが実情です。将来的に避けて通れない課題だが、実務面での対応に危惧を感じた参加者が多々見受けられました。やはり、信頼出来る評価人が脇について金融機関の担当者と2人3脚で少しずつ案件を進めて実績を重ねて行くのが現実的と思われました。
ABLの実施については、当局からも色々とプレッシャーが掛かり、身近な相談相手としても頼りになる評価人の存在は今回の講習の多く出席者が望んでいる事で、名刺交換の時も、「ご連絡頂ければ近隣の評価人をご紹介します。」とお話しすると、「宜しくお願いします。」との返答が返ってきました。今後も引き続き、全国の地方銀行、信用金庫に対して、出来る限り評価人としての会員の皆さんの存在をアピールして参ります。
先般からご連絡申しあげているように、ABL市場は今後の一年間が重要となります。別途、評価士資格取得等に関する協会のサポート体制についてのご連絡を致しますが、会員の皆様にもおかれましても宜しくご準備の程を願いする次第です。