JPEA賛助会員就任にあたって
JPEA(太陽光発電協会)は、我が国における太陽光発電の利用技術の確立およびその普及促進を目的として創設された団体です。現在では、日本の主要企業を中心とした太陽光発電関連の企業・団体147社が正会員として、また19の企業・団体が賛助会員(2025年7月現在)として参画しており、再生可能エネルギーの中核を担う太陽光発電分野において、国の政策・施策の立案および実施において重要な役割を果たしています。
現在、国(経済産業省)は、「再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク構築」の方針のもと、FIT/FIP制度により2012~2016年度に導入された約47万件(約2,900万kW)にのぼる事業用太陽光発電設備を、「長期にわたり安定した電力供給を担う責任あるプレーヤー」へと転換・集約する取り組みを進めています。この実現には、信頼性の高い設備に関する調査・評価体制の構築が不可欠です。
こうした中、JaSIA(日本資産評価士協会)は、日本不動産協会連合会と連携しながら、全国各地で低圧太陽光発電設備の評価に関する実地研修を実施し、評価人材の育成および信頼性評価ネットワークの構築に取り組んでまいりました。2019年には、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)より全国300カ所の小規模(低圧)産業用発電設備に関する実態調査を受託し、研修参加者の実務経験の蓄積にも貢献しております。
このたびのJPEA賛助会員就任の要請は、JaSIAのこれまでの取り組みに対する高い評価と、信頼性評価ネットワークの構築という重要な社会的課題への貢献に対する期待の表れであると受け止めております。
JaSIAは今後も、これまでの実績を礎に、再生可能エネルギー分野における新たなステージへと歩みを進めてまいります。
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