この度、7月29日(月)から7月31日(水)の日程で、以下の内容にて機械・設備のレポートライティングセミナー を実施致します。今回講座は講師が実際行った機械設備の評価事例を基にフルレポートを講師と共に最初から書き上げるというワークショップ形式のセミナーと して、実践性に重点を置いた構成にしました。今回のセミナーでは40年余の鑑定経験を有し、米国有数の機械設備評価人であるLeslie Miles氏を講師に迎え、彼が開発したディクテーション手法や報告書作成法等、同氏が評価人(評価会社経営者)として広く海外でも成功を治めたノウハウ を含めた評価報告作成の実務の修得に加え、工場評価の実際を体験できる貴重な機会を提供します。今回は、平日3日間の実施となりますが、機械設備の評価レ ポート作成の実務修得に向けた得難い機会と考えます。
1. 講座名: 機械設備評価:事例に基づくレポートライティングセミナー
(機械・設備レポートライティングII)
2. 日 時: 平成25年7月29日(月)10:00-18:00 ― 7月31日(水)9:00~15:30
3. 開催地: 追ってご連絡しますが、東京駅周辺の会場を予定しております。
今回は、実際のレポートを作成する実習を中心としたセミナー形式となっておりますので、可能な方は、ノートパソコン等をご持参下さい。
4. 講座内容:
(1)工場見学を通じた実地指導
・今回は(社)日本工作機械工業会のご協力を得て、マシニングセンタ等のコンピュータ制御の高機能工作機械の世界的トップメーカーである森精機製作所様の 主力工場の1つである千葉製作所を訪ね、同社の最先端の金属部品加工及び工作機械の製造工程を講師による解説を交えながら見学します。工場実査の段取りの 組み方、実査における要点、記録方法、ディクテーション、その他の情報の収集方法を実践的に習得します。
・先方の展示スペースをお借りして、実際の機械に触れながら、機械設備評価に於ける一大分野である工作機械の全般的な理解を深めると同時に、工作機械の評価に関するポイントを修得します。
(2)事例研究
・ 講師が最近実施したレポート(採石・加工設備)を事例に使い、その作業プロセスを追って機械設備評価レポートの実際の作成の過程を見ながら、レポートライティングの実務を学びます。
・ その他に、米国の大手建機メーカー工場、アルミニューム工場の評価事例の評価過程等にも触れて参ります。
(3)データベースを活用した清算価値の算定
・ 日米での価格の類似性のある機械設備を中心に、米国の市場価格(オークション・中古市場)の実際のデータベースを活用して、公正市場価値から清算価値 (liquidation Value)の算定への拡張の仕方等を修得します。尚、講師の計らいにより参加者には使用する米国のデータベースの短期アクセス権をご提供出来る予定で す。
(4)米国でも有数の機械設備評価会社創業者のノウハウの修得
・講師のマイルズは現在第一線を退いていますが、かつては独特の評価書及び経営手法で機械設備では世界でも有数の機械設備評価会社を築いた実績を有し、未だ機械設備評価という業態が確立されていないわが国において、参考となるノウハウを直接聴取できると考えます。
講習日程
5. 講師: Leslie H. Miles, Jr., ASA, CEA
【講師略歴】 1957年より競売・鑑定評価業務に従事。不動産(宅地、商業地、砕石場等、特別用途資産など)、動産(工場設備、機械設 備、航空機、車両など)や、在庫、知的財産などの幅広い資産評価プロジェクトに、北米のみならず欧州、中南米、オーストラリアなど多様な地域で参加し、評価士としてレポート、オピニオンを提供した実績を持つ。特にABL(動産担保融資)に向の評価サービスでは創始者として著名。2006年~2007年に米 国鑑定士協会(ASA)会長を努めた(International President:任期1年)。現在は第一線を離れ、資産評価の教育(教材の開発・講演)やその他鑑定・評価の啓蒙活動に注力し、アフリカを含む世界各 国での講演も多数。彼が育て現在第一線で活躍する評価士も多い。
6. 受講料:
JaSIA会員: 60,000円
JaSIA非会員(POV受講者): 70,000円
JaSIA非会員(POV受講なし): 80,000円
お申し込みは、下記のお申込書にご記入ください。ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。