レポートライティングセミナーⅥ(11月9日開催)について
ブログの更新が空いてしまいすみません。
現在、事務局では、資格申請関連の作業の他、情報発信サイトのリニューアル、POV講座やICVPMEの広報用ツール、ASAや資産評価士紹介リーフレット等の作成を行っております。
さて、11月9日開催のレポートライティングセミナーⅥについて、大島講師が事前課題のチェック作業を行っております。
参加者の方には、レポートライティングの前の週に、サンプルレポート(匿名+講師)等を時限ファイルデータで送付する予定です。
まだ工場設備のレポートをあまり書いたことのない初心者の方も、何度かレポートライティングに出られた方も、当日、いろいろな課題や発見があるのでは!? 当日をお楽しみに!
機械設備評価のネタのタネ
リース会社等への機械設備評価サービスの提供
米国の機械設備の評価人の大きな収入源にAd valorem (従価税)に関連した評価があります。これは日本の償却資産に対する固定資産税(償却資産税)の様なものですが、税務当局が提示した課税額に不満がある場合、納税者は機械設備評価人による評価書を以て対抗します。 法廷闘争となることも多く、評価人が法廷証言する事は日常茶飯事です。
これに対して日本の償却資産の固定資産税(現行税率1.4%)の場合、その法律上は「適正な時価」との規定がありますが、固定資産評価額(税務上の簿価)が通常使用され、その評価額について米国のように法廷等でチャレンジされるということは殆どありません。また、裁判所もこのような法廷闘争については、国の徴税制度を根底から揺るがす可能性があることから保守的です。
先般、会員の営業支援を兼ねて大手地銀系のリース会社を訪ね、保有機械設備の評価に係るニーズを尋ねました。「基本的に固定資産税評価額で計上しており、特に評価のニーズは無い」との返答でした。本当に日本ではニーズが無いのでしょうか? 例えば、急速な技術革新が進むハイテク分野では法定耐用年数の終了を待たずして陳腐化する設備機械や、過酷な使用状況にある機器では法定年数より早くリタイヤ-させる必要があるような場合も想定されます。
そのような場合、早期に廃棄することにより損金の計上できますが、実際に廃棄するときまで待たなければならないという問題があります。ある税理士さんに聴いたところ、裁判等の表だった場面では防衛的になる税務当局(固定資産税の担当は市区町村の税務課、減価償却は国税で税務署)の担当も個別対応で例えば残存耐用年数の短縮化(=減価償却額の増額と固定資産税の減額)に応じるなど柔軟に対応してくれるケースもあり、専門的な評価書は有力な説得資料となります。
この点を前述のリース会社に話したところ、あり得る話とその有用性を認めてくれて、また情報があれば教えてくださいと言われました。技術革新の激しい先端大型医療機器、数が多いIT機器、使用の激しい建設機械など、この対象となる可能性があります。前述の税理士さんに依れば、償却資産の申告は税理士事務所が繁忙期の1月末で、申告書の作成も他税目に比して安易なので軽視されがちの様ですが、リース会社等に提案を持ちかけるのも一考かと思います。(事務局・若山)
新理事就任のお知らせ
この度、株式会社ゴードン・ブラザーズ・ジャパン 代表取締役社長(CEO)・田中健二様を当協会の理事として新たにお迎えすることとなりました。
皆様ご存知のように、ゴードン・ブラザーズはABLをはじめとした動産関連業務のトップ企業であり、今後、JaSIAの運営に付き田中様のご指導・ご支援をお願いしたいと考えております。
なお、理事就任の登記手続きにつきましては、2015年6月頃の社員総会後に行う予定です。
下記、田中様からの就任のご挨拶になります。
一般社団法人・日本資産評価士協会(JsSIA)
専務理事 若山 和夫
記
この度、日本資産評価士協会の理事に就任いたしました株式会社ゴードン・ブラザーズ・ジャパン代表取締役社長(CEO)・田中健二でございます。
日本資産評価士協会は、米国にて1936年に設立されたAmerican Society of Appraisers(米国で最も古い資産鑑定の資格教育団体)と業務協定を結び、日本における資産評価士の教育や育成を担っております。様々な業種において日々の事業が国境を越える今日、企業が有するあらゆる資産に対しての時価会計が重要視され、グローバル・スタンダードでの資産評価を行う役割はこれからの日本にとって必要不可欠になるものと考えております。
80年近い歴史によって培われたASAのノウハウや情報を活かしながら、日本での資産評価士教育をさらに充実させ、国際評価基準に準ずるレベルの資産評価機能・サービスの確立および普及に寄与することができましたら幸いに存じます。
「評価の為の企業財務基礎講座」京都大学での学生向けの講義が始まりました。
開催を延期させていただいた「評価の為の企業財務基礎講座」ですが、京都大学での学生向けの講義がまずはスタートいたします。
その結果を基に内容の向上を図り、会員及び受講生の皆様への講座については、来年度前半の実施に向けて再募集をさせていただく予定をしております。近くなりましたら、改めて募集をさせていただく予定です。
■「企業・事業評価のための基礎企業財務」研究会(PDF)
「企業・事業評価のための基礎企業財務」研究会
レポートライティングセミナーⅥ 募集締め切りました。
2014年11月9日(日)に行われるレポートライティングセミナーですが、お申込期限まであと1週間ございますが、予定人数に達しましたので、募集を締め切らせていただきます。この度は、多数のご応募ありがとうございます。
本日締切!レポートライティングⅥ 会員向け早期申込み割引
参加をご希望の会員の方は、早期申込み割引が本日締切です。お見逃しなく!
★レポートライティングセミナーⅥ「工場製造ラインの評価書作成実務」受講詳細はこちら
http://www.jasia-asa.org/seminar/rw6/
★お申込みはこちらのフォームから(会員の方の早期お申込み割引は、2014年10月6日までです。)
https://docs.google.com/forms/d/1-F1IicVm4msvtFWCPZYOTMWOYoOrt02_Tdw-YvaP2i8/viewform?usp=send_form
※フォームが開けない方は、メール・お電話でもお申込受付致します。
明日10/3締切!評価のための基礎財務講座
評価のための基礎財務講座、いよいよ明日2014年10月3日(金)申込締切です。
※「評価の為の基礎財務講座」ウェブページはこちらをご覧ください。
http://www.jasia-asa.org/seminar/201410_finance/
●関西地区(京都):
- 申込み方法:
- 下記のリンクのお申込フォームよりお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/1SVtvZOcQLqB9idPixXvDI0GFB-XMXkrf0_Wx4mnNo4A/viewform?usp=send_form
- 問合せ先:
- (社)日本資産評価士協会 事務局Tel. 03-3358-9883 E-Mail info@jasia-asa.org
皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
ASAでPOVコースのwebinar開始(米国)
ASA(American Society of Appraisers:米国鑑定士協会)は、オンラインの機械設備評価のPOVコース(ME201-ME204:ASA資格取得のためのコース)の提供を始めました(英語のみ)。
オンラインでのPOV受講は、ライブ形式で行われ、最大25名まで、ME201のコースの場合、3時間づつ6回に分けて行われます。受講後、60日以内に3時間の修了試験を受ける必要があります。
http://www.appraisers.org/Education/View-Class?ClassID=3279
▲ WEBME201 Webinar Series – Introduction to Machinery and Technology(ASAのサイトへ:英語)
JaSIAでも、eラーニング、ウェビナーは、今年から最も重要視しているテーマの1つで、プラットフォームを検討中です。
地方の方や時間の都合がつかない方のために、POVコースについても、ウェビナーで受講できるよう、今後検討する予定です。
レポートライティングセミナーⅥ どのように臨むか!?
大島講師のレポートライティングセミナーⅥ(工場製造ラインの評価書作成実務)について、現在、多数お問合せ・お申込をいただいております。
今回参加をお考えの方の中には、初心者の方から、近い将来、資格申請をお考えの方、既に資格を取得されて実務のレポートを書いている方まで様々です。
そこで、それぞれの方にあったレポートライティングセミナーへの臨み方?を、私なりに、ご提案してみたいと思います。
1.事前課題について
事前課題の提出は必須ではありませんが、学習効果を高めるためにも、是非この機会を利用して、工場製造ラインの評価書を作成してみてください。
2.セミナー当日について
今回のレポートライティングセミナーは、講師を含めいろんな方の評価書を見たり、いろんな方の意見を聞いたりできるチャンスです。貴重な時間を実りあるものにするためにも、是非、積極的にご参加ください。
3.受講される方のレベルに応じた受講の仕方
① 機械設備評価の評価書を何度か作成したことのある方
→資産台帳からのデータ処理、評価のプロセスを含め、確認のつもりで事前に一通り書いてみてください。当日は、講師はじめ、他の人のレポートを比較・検討し、ブラッシュアップしてください。
② 資格申請を見据えてご参加の方
→資格申請レポートの提出を見据え、IVSチェックリストのチェックを含め、事前課題を作成してみてください。洗い出した疑問点を、当日解消するつもりで、できる限り自力で事前課題を作成してみてください。
③ 機械設備評価の評価書作成に慣れていない方
→事前課題の提出は必須ではありませんが、学習効果を高めるためにも、市場分析や評価の段取り、評価書に盛り込むべき内容など、少しでも当日までに自分なりに考えてみてください。
なお、今回のセミナーでは、データ処理前、データ処理後の2つのデータを事前にお渡しします。前回の「RW5-大量・多数資産評価」に出席された方は、是非、前回の復習も兼ねてデータ処理も行ってみてください。
★レポートライティングセミナーⅥ「工場製造ラインの評価書作成実務」受講詳細はこちら
http://www.jasia-asa.org/seminar/rw6/
★お申込みはこちらのフォームから(会員の方の早期お申込み割引は、2014年10月6日までです。)
https://docs.google.com/forms/d/1-F1IicVm4msvtFWCPZYOTMWOYoOrt02_Tdw-YvaP2i8/viewform?usp=send_form
※フォームが開けない方は、メール・お電話でもお申込受付致します。
USPAP 2016-17 改正版(3rd)ドラフト変更点についてコメント
下記のページに、 USPAP 2016-17 改正版(3rd)ドラフト変更点についてコメントが掲載されています。
英語版ですが、下記ご参考までに。
http://appraisersblogs.com/appraisal/comments-requested-for-additional-proposed-2016-17-uspap-changes/#more-6557
▲ Comments Requested for Additional Proposed 2016-17 USPAP Changes