レポートライティングIII(2月26日(水)神戸開催)の概要と受講の準備について
レポートライティングセミナー当日の予定をご一覧下さい。
【2月26日(水)神戸】レポートライティングセミナースケジュール
本講座は、会員の皆様の「機械設備評価に於ける実務能力の向上」という活動目標の下、今後定期的に実施して参ります実務講座の第一弾となります。
基本的に費用・期間の点でも皆様のご負担を可能な限り軽減することを目指しましたました関係から時間等の面でもかなりの制約があり、現場にて最初からレポートを仕上げる時間等の余裕はありません。従い、十分な演習効果を上げる為には事前準備をして頂く事が極めて重要となります。参加者の皆様は、以下の要領に基づき事前の準備の程を宜しくお願い致します。
記
(1) レポートの基本部分の事前準備
教材の一部として添付致しました建設機械に関するサンプルレポート及び先の2回のレポートライティングセミナーに参加された方は、その際にご提供しましたサンプルレポート等もご参考の上、事前に可能な限りレポートを仕上げておいて頂くようお願いします。作成の際のポイントは以下の通りです。
① 評価の範囲(Scope of Work)は基本的に添付のサンプルレポートを参考に作成して下さい。なお、レポートの基準は、IVS又はUSPAP(それぞれのチェックリストを添付)のどちらを適用しても結構です。
注:IVS 及びUSPAP双方の規程は類似していますが、ルール・ベースのUSPAPはプリンシプル・ベースのIVSに比べてより細かく・厳格と思われます。
② 評価の使用目的及び目的(適用する価値の定義)は各自独自で設定するようにして下さい。
③ 実査の対象となる建設機械(4機種)の機種名等は、2月15日(土)までに皆様にメールにてご連絡しますので、Web等で調べ機械の記述部分に関しては可能な限り事前に限り仕上げ、現地では減価要素の検証及び記述の作成に徹するようにして下さい。
(2) 価格の事前調査
自分が評価する機種(出来れば全機種、可能な限り複数機種を選んで下さい。)の価格について以下の要領で下調べをしておいて下さい。
① 建設機械は日本でもオークションが進んでおり、比較的価格情報の入手が出来ます。Web上で中古ディーラーが販売価格を掲載しています。
② 添付資料は先般2期生で、データーベース設立準備委員会の世話人もお願いしております三浦さんが先般日立建機トレーディングのオークションに参加し、収集された落札価格のリストです(基本的にこの価格が強制清算価格に近い物と考えられます。)リスト上の機械の仕様・性能を検討し、Liquidation Value(清算価値)を推定してみて下さい。
③ また、Web上の中古ディーラー等の販売希望価格と、オークション価格の関連性等も検証してみて下さい。
(3) 実査の準備
添付資料に日本建設機械工業会が作成した「油圧シャベル査定書」を2種(クローラ式及びホイール式)添付しておきました。当日メカニックの方に査定書の内容の簡単なご説明をして頂く予定ですが、皆さんも事前にご一覧の上、Web等での調査を含めて、可能な限り理解を深めて頂ければと思います。
以 上
JaSIA事務局
【お申込は今すぐ!】2/26日(神戸)レポートライティングセミナーⅢ
今回のレポートライティングセミナーは、コベルコ建機インターナショナルトレーディング株式会社様のご協力により、神戸中古車センターを訪問します。
当日は、機械設備の評価経験が豊富な米国鑑定士協会(ASA)のベテラン講師による解説を交えながら、実際の機械(主に油圧ショベル)について実査のシミュレーションを行います。
参加者の方には、講師が実際に行った、機械設備評価レポートもお渡しいたします!
●日 時: 平成26年2月26日(水) 9:00-15:00(予定)(6時間程度を予定、現地集合・現地解散)
●開催地: コベルコ建機インターナショナルトレーディング株式会社 神戸中古車センター
https://www.kobelco-kenki.com/kit/jpn/other/used-shop-kobe.php
まだ迷っておられる方(特に関西の方)は、実際の建機にふれ、専門家に解説してもらえる貴重な機会ですので是非お見逃しなく!
▼▼ レポートライティングセミナーの詳細については、下記のページをご覧ください。▼▼
http://www.jasia-asa.org/seminar/20140226-2/
あわせてこちらもお読みください。
▼▼ 見学報告-中古建設機械オークション(三浦雅文様より)▼▼
http://jasia-asa.org/blog/?p=59
ME206(在庫評価および管理の実務講座)受講および再受講の勧め
当協会では2014年2月19日(水)~2月21日(金)の日程で、昨年3 月の第一回開催に加え、再度ME-206(在庫評価)のコースを提供する事と致しました。
今回の再度の提供の背景は、ABL(動産担保融資)が、本年その正念場を迎えると考えられるからです。
ご存知のようにABL は米国では全企業融資の約25%を主要金融手法ですが、わが国では政府(経産省・金融庁)の強力な推進に向けた後押しにも拘わらずその残高が4000 億円弱と0.1%にも満たない状況です。
ABL の推進は民主党政権時代を含め、2 度の閣議決定がされている施策で、担当省庁としても引くに引けないのが現状と思われます。
これまで協会でも関係省庁、地方銀行協会・信用金庫協会等とのABL 推進に向けた意見交換・取組を進めて参りましたが、信頼性の高い中立な*評価人がわが国において絶対的に不足しているというのがコンセンサスとなりつつある状況で、不動産と同様に幅広く動産を担保として活用して行くためには相当数の評価人の確保が必須であり、地方の金融機関もその拡充を望んでおります。(*「中立な評価人」とは、基本的に担保物件の処分業務等、評価と利益相反が存在する業務を兼業していない専門の評価人を指します。)
現状のわが国のABL においては、在庫(製品及び商品)は機械・設備以上に重要な担保対象であり、その評価技法の習得はABL 関連の分野への進出をご検討される方々にとって、必須知識といっても過言ではありません。
ME-206 は90 年代半ばよりASAが米国にて提供している銀行等の金融機関に対してABLの関連サービスを提供する人材の育成の為に提供しているもので、世界的に見ても唯一で米国では定番となっているコースです。
また、当協会にて受託提供した地銀協、信金協のプログラムも、この講座がベースとなっております。未受講の方におかれましては積極的なご参加をお待ちしております。
■再受講のお勧め
本講座は昨年2 月に地方銀行協会の向けの講座として日本での提供を決定し、会員に対しても第一回目の講習を行い多くの受講生をお迎えしました。しかしながら、当時の講座は第一回目の講座という側面もあり、米国の手法をそのままご紹介するものとなっておりました。
その後の地方銀行協会での第2回目と全国信用金庫協会での同講座の実施を経て、日本の金融機関のニーズを含め、講習の内容もより日本の実情に合わせて改定を加えております。
特に動産担保のモニタリング及び処分に係る日本の法制面の対応、破産管財下の競売等の実態に関する項目を含め実務性を高めました。ABL は高いビジネスチャンスが期待される分野であり、協会としましては一度受講された方も、前回の講習内容の復習及び実務知識の拡充に向けた再度講義をお聞き頂きたく、今回新たな試みとして再受講の制度を設定致しました。費用的にも実費以下と非常に低く抑えておりますので、是非ともこの機会をご利用頂ければと思います。
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■ME206講座の詳細については、下記の受講案内をご覧ください。
http://www.jasia-asa.org/seminar/20140219-2/
■ME206在庫評価および管理の実務講座お申込みは下記のリンクよりお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/19ljoLwVh_7zx5IUHRLe8O3yI7YbyCjOeWwq7cZznoTw/viewform
■申し込み締切: 2014年2月4日(火)
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皆様のご参加を心よりお待ちしております。
JaSIA 事務局
農業評価実務研修会設立準備会のご報告
平成25年12月22日 13:00~ 新宿にて、農業評価実務研修会設立準備会が開催されました。
JaSIA会員の植松様、堀川様が設立準備世話人としてJaSIAの会員を中心に参加を呼びかけ、全国から20名強の参加希望者が集まりました。
当会合では、設立経緯や参加者の自己紹介、今後の進め等について、活発に話し合いが行われました。
発起人の植松様、堀川様はじめ、ご多忙の中、遠方からお越しいただいた方々や、ご多忙の中休日にお集まりいただいた皆様、おつかれさまでした。
■当日の議事録をアップしております。
ご興味のある方は、こちらのリンクをご参照ください。
見学報告-中古建設機械オークション(三浦雅文様より)
当協会 会員の三浦雅文様による中古建設機械オークションの見学報告をご紹介させていただきます。
三浦様、ご多忙の中、レポートを執筆いただき、心より感謝いたします。
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Member’s Report
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見学報告-中古建設機械オークション 2期生 三浦雅文
JaSIA事務局からのメール案内を見て、中古建設機械のオークションを見学した。
2013年11月22、23日の二日間にわたり、千葉県佐倉市にある日立建機トレーディング㈱東京センター(略称HCT)にて開催された。
▲全景
出品台数は大小の建設機械400台。落札番号での最も大きな番号が963番だったので、入札参加者は およそ1000人と推測される。パレードオークション(出展機が一台一台目の前を走りながら競る方式) なので、屋外のテント会場であった。座席数はおよそ500席。 入札目録は英語、価格の読み上げはほとんど英語、モニター大画面の価格は円(税抜)とドル表示。 参加者には、中国、東南アジア系が多く、女性も比較的多く見られた。成田のホテルから直通送迎バスが 3台チャーターされていた。
▲パレード風景
▲モニター画面
参加者の比率は、日本人と外国人がおよそ半々くらい。 参加資格は、主催者HTCのBID会員及びHTCで事前登録を受けた者に限定されている。支払条件は、 全額現金一括前払、落札日より10営業日以内となっている。 オークション開催は22日午後(12:30-16:30)に147台、23日(9:00-16:30、昼休み30分)に253台。 およそ90秒に1台の割合で入札されていく。
入札前日には、出品機械が見れる「前検日」が設けられており、お目当ての機械の品定めができるようになっている。お目当ての機械はLotナンバープレート で判別可能となっている。出品400台中、落札者のない不調結果が2台ほどで、ほぼ完売した結果となった。
▲出品機械LotNo
入札は主催者が決めたスタート価格から始まり、各エリア毎を担当する確認者(4名)が札を上げる入札者を確認しながら、順次価格を競り上げていく。会場の雰囲気が弱いと感じると、アナウンスする者が、10万円単位、100万円単位で競り上げていく価格の幅をを5万円、50万円と小刻みに価格を下げて、入札者を誘う。
1、2回のコールで落札される機械もあれば、23回のコールまで行く機械もあった。ある意味 意地の世界のような気がした。まとめて仕入れようとする業者もあれば、「前検日」で確認したお目当ての 機械の時だけ入札参加する業者、依頼主と携帯電話でビットの状況を取り合いながら入札する業者、 いろいろである。 およそ1時間くらいのローテーションで大から小まで機械を出品している。やはり、特定機種だけをまとめて 出品すると、入札参加者が減り、会場の雰囲気が下がるからだろう。
スタート価格の最低は、キャタピラ式の資材運搬車(crawler carrier)0.6tが2万円(14万円で落札)、最高は 油圧ショベルBK600G、1.050万円(1,230万円で落札)。形式が古いとなかなか声はかからない。 隣の席には、都内にある建設機械の輸出入の商社から来ていて、依頼主の代理で入札参加したとのこと。彼によれば、スタート価格は、いわゆる清算価値ベースの価格で、これ以下の価格はないとのこと。 また、今回見学したオークション規模は、国内でも大きいとのこと。 出品機種は、ショベルが最も多く約300台、ローラー、フォークリフトが目立ったが、クレーンは1台も出品され ていなかったことが印象的である。その他、農業用トラクター3台、コンクリートポンプ車が1台、何故か 普通のトラックが1台出品されていた。
▲会場全景
参加者や会場の雰囲気は、不動産業界とはチョット違う。不動産業界も荒っぽい方だが、外国人が多かったせいか、さらに荒っぽい印象を受けた。 2日目入札が終わりに近づくと、参加者が減少した。彼に聞くと、次の日にはコベルコのオークションが 神戸で開催され、その移動があるから早めに帰ったとのこと。 見学してみて、機械評価での感覚的なもの(人気のある機種など)が身についたような気がする。街中で、建設機械を見ると、いくらだろう?と考えるようになった。 落札情報は、事前に非公開であることを主催者から確認しており、スタート価格と落札価格はメモしてきたので今後、事務局と打ち合わせながら、データーベース化を進めたい。
日本資産評価士協会(JaSIA)ブログを開設しました。
2014年1月14日(火)、会員サービスの拡充と情報提供の強化を目指し、一般社団法人日本資産評価士協会のホームページのリニューアルとあわせて、ブログを新たに開設いたしました。
このブログでは、当協会で行っている、ASA(米国鑑定士協会)国際評価士(機械・設備)養成講座や、機械・設備レポートライティングセミナー、在庫管理の実務講座などの講座・セミナーのお知らせ・紹介、JaSIAの活動報告、機械・設備評価に関するニュース・トピックなどを中心に、不定期で更新をしていきたいと思います。
さらに、ASA/JaSIA会員の方が書いたレポートのご紹介や、会員による委員会活動のご報告等も合わせて行っていく予定です。
ご意見・ご要望などございましたら、JaSIA事務局までご連絡お待ちしております。
日本資産評価士協会 事務局