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政府による介入を嫌う米国に於いては、国による鑑定士資格は存在せず、全て業界団体にて設立された非営利機関により資格制度が運営されている。ASAは首都ワシントンに本部持つ、1936年に創設された非営利の業界自主団体で、1952年に社団化された米国の鑑定業界では最も古い教育・資格団体である。
不動産、動産、機械設備、事業(含む知財)、美術品、宝石等それぞれの専門分野での鑑定に関する教育と資格を提供している。特に、動産、機械設備、事業評価の分野に於いては高い信用力を有する。また、米国の制度改革についても高い発言力を有する。80年代後半の貯蓄組合危機(S&L危機)に際して、米国の鑑定業界の改革に伴う、鑑定財団(The Appraisal Foundation)およびUSPAP(米国鑑定業務統一基準)の創設については、参加した8団体の中でも中心的な役割を果たした。なお、鑑定財団は米国国会により承認された機関であり、USPAPも法律により準拠が義務化されている分野も多い。
ASAの鑑定教育・資格は、東欧、中国・その他アジア諸国、オセアニアにて広く受け入れられている。現在国際財務報告基準(IFRS)に合わせて現在作成されている国際鑑定基準(International
Valuation Standards)についても、米国を代表して中心的な役割を果たしている。また、英国のRICS(Royal Institute
of Chartered Surveyor)との協定により、資格の相互性が合意されている。
ASAサイト http://www.appraisers.org/ASAHome.aspx へのリンク